施工事例外構・エクステリア雑貨のお店「FIELD44」さんアプローチにレンガ施工

施工事例

 雑貨のお店「FIELD44」さんアプローチにレンガ施工

東武日光線上今市駅近くに雑貨のお店「FIELD44」はあります。ここの女性店主は旧知の仲です。

通常の外構工事は、
お客様のプランを元に、私がアドバイスを加える
または大雑把な意向を元に叩き台のプランを私が提案する
というのがほとんどです。
しかしこのお店に限ってはどちらでもない。

つまり店主様のセンスが抜群なので、通常私がやるデザイン業務も監督業務も要らない、というわけ。

店主の意向を汲んだ建材を見つけて、採寸して、工法段取りを決め私の仕事はおしまい。後は職人に、店主の言うとおりにやってくれ、と申し渡すだけでした。
このお店も農家の納屋だった建家を、店主のセンスと自らの造作でここまで作ってきました。

IMG_4240この土間コンの上にレンガを貼りたい、とうオーダー。
仮置き。この作業で、目地幅など全体のバランス・イメージを見てもらう。
結果コウダが予定したよりも遥かに広い目地幅を選択された。心中少なからず動揺するワタシ。


IMG_4245レンガが減って安くなるだろう、と思ってはいけない。目地が広いほど、詰め込むモルタルが増え、さらに目地材は薄く細く塗り詰めることを前提に作られているので、そのまま施工すると必ず割れてしまう。
それなんで割れないように、目地材料に珪砂などを再調合。
つまりレンガの減数以上に手間と副資材がかかるのだ。


IMG_4262

IMG_4273

さらに、「白でないが、限りなく白に近い色」とうリクエストがあり。
このために、淡色灰色にまた白目地材を調合した。

IMG_4270

雰囲気 格段に良くなりましたね。

IMG_4272流石はコウダも黙るセンスの持ち主。出来上がりは店の雰囲気にあったポップで軽やかな仕上がりになってます。


IMG_4233今回使用したレンガは、「新品でない新品」つまりリサイクル品の製品です。

実際炉として使われた耐火レンガの再生品。ですので、耐火モルタルが付着していたり、炎で炙られた焦げが残っていたり、寸法が大小バラバラだったり・・・・・新品には出せない「味」があります。また耐熱グレードを表す「SK32]などと刻印が入ったものもあり、もちろん現場では、それがそのまま貼りこまれております(訪問したら床をよく見てね)。


IMG_4230リサイクル品で味があるといっても、このままではセメントのくっつき悪く・・・・・・事前に清掃作業が必要です。この作業だけで一日かかってます。



FILD44さん
https://www.facebook.com/日光の雑貨屋-Field44-472802789591948/
日光市瀬川347-3 ☎090-4135-9671
営業日:水、木、金、土 13:00〜17:00
東武日光線 上今市駅 徒歩3分