当地は田舎なので、土地も安く車社会なことも相まって、宅地の敷地が広いです。つまり雑草などお庭の管理が大変だということですね。
3世代住宅ですが、中庭の管理をされてきた祖父母の手間を低減したい・・・・・ということで。
最初は庭木も処分して、全部コンクリートで覆ってしまいたい、というオーダーでした。
作るほうは言われるがままにやれば簡単ですが・・・・・・「それあまりに味気ないでしょ」それにゲリラ豪雨でネガが出ます。
と同じ草の管理が要らなくとも、見て、使って満足、排水や照り返しのネガも最小に、予算の追加も最小で・・・・というプランニングをさせていただきました。
ビフォア
アフター
土間コンクリートだけでなく、一部インターロッキングを使いデザイン的な床を作ることでで見た目にも、使い勝手的にもワンポイントを生み出しました。このインターのデザインは施主様オリジナルです。
それは、コウダの庭ではないですから、施主様オリジナル!!これが最重要なんです。私がもっとも大切にしていることです。「みなさんの庭を作る」そのお手伝いをするのが私の仕事ですから。
私一応デザイナーの端くれの仕事しますが・・・・・あくまでも助言だけで、お客様のイメージをカタチに昇華するのがお仕事です。
結構決まっています。素敵なデザインで良いスペースになっています。
家側には樹脂デッキを追加
そんなコウダがもっともアピールしたいのが実は下の部分なんです↓。
完成すれば、まったく見えなくなってしまう部分です。でもここにこそ当社がもっとも大切にしている部分があります。
土を覆ってしまうと困るのが雨水の処理。
無理言って防草シート+砂利の部分を追加してもらいました。
ここ自体に雨水を浸透させる役割がありますが・・・・。加えて積極的に誘導し、敷地外に排水する機能を砂利の下に忍ばせています。そして砂利の下で勾配に従って雨水は門扉近くの地下ダムに誘導され・・・・ここから外部に排水されます。
こうした雨や水の処理は、デザインに優先して配慮されなければならないことと考えます。ですので当社はまず使い勝手を最優先したプランニングを心がけ、その次にデザインとなります。
上の仕上げ砕石の下にはこうした排水設備を忍ばせています。、当たり前の造作ですが・・・配慮しない外構工事屋さんのほうが多いんです。
生活してみればわかります。デザインだけで造作してしまった庭と当社の庭の違いは。