最初に呼ばれて現場に行った時。大変奇妙な造作を目にしました。
側溝沿いに、12cmブロックが4段平均に階段状に積まれておりました。
「????? これをやった業者さんはどうする予定なのでしょうか?」
「この上にさらにブロックを積み重ねて、擁壁にする、と言ってました」
!!!!!にわかに信じられない話でして・・・・この真偽はわかりませんが。この業者さんに頼まなくて幸いだったのは間違いない。
今回使うのは乾式といって、セメントなどで固定しない工法です。
それで丈夫なの???と思われるでしょうが。ブロックなどをモルタルで積んでいくよりも遥かに丈夫な擁壁になり。さらに化粧されているのでこのまま仕上げとなります。
製品自体は少々値が張りますが。湿式施工法の手間やコンクリート代など勘案すれば、かえって安く丈夫にできるのです。
こちら施工前
全く役に立たない金だけ無駄に捨てた造作ですね。当然撤去です。
乾式擁壁ブロック施工中 。空洞部分に砕石を詰め込んで行きます。言うなれば重力式ダム、と同じ構造なんです。
R部分も施工できます。
笠置をのせて(蓋をして)完成です。
カッコよろしいし、丈夫だし、施工は難しくないし・・・・