施工事例外構・エクステリア凸凹傾斜地に本格的ウッドデッキ

施工事例

 凸凹傾斜地に本格的ウッドデッキ

最近ウッドデッキを付けて、というオーダーの大半が人工木、つまりプラスチック系のデッキ材です。

利点は、木材より経年変化が少なく、再塗装などメンテナンスが少ないことが挙げられます。が欠点もあります。

① 夏場熱を帯びます。昼間は立っていられないほどの高温になります。

② 火に弱い。BBQの飛び火があると、木は少し焦げますが、プラは穴が開きます。

③ 質感が・・・・本物感が出せません。プラスチックはプラスチックです。

④ 木材は部分補修が簡単で汎用品の木材で直りますが。プラはメーカーが廃盤にすると部品も手に入りません。

 

今回は、日光市内のゲストハウス「B&B IZUMI」さんが、近くに飲食店がないので、セルフBBQをしてもらう・・・というサービスを始めたい。空き地は狭いが、前に渓流が流れていて、景色が良いんだ、ということでした。

確かに四季折々の風景が楽しめそうです。

個人ユースでなく、宿泊施設ですから、当然プラスチックは論外なんですが・・・・。

「木」で作るといってもこれも松竹梅 があります。

松 コースは ウリン・イペ など腐らない木を使ったデッキ

竹 檜材などを、仕口を刻んで、在来工法でつくるデッキ

梅 SPFなどの輸入2×4材をノコギリとビスを主体に組み立てていくデッキ

 

梅ならスタッフだけで出来てしまうのですが、何度も言いますが、客商売用なので、今回は本職大工を入れて竹コースでいくことにします。

次の難関は、敷地が3角形で、沢に向かって傾斜しており、その中央部には、ハツリは不可能な岩盤が露出している!!!というデッキを作るには何ともハードな地面だったのです。

で、岩のトップを削って平面をつくったり、石を寄せて崩れないように束石の周りを固めたり・・・・・

ふぞろいの束石ですが、後は、大工さんに束のほうで調整してもらいました。

 

流石に本職大工ノミで仕口を刻んだり、ビスは裏面から打って、表面は滑らかな仕上がりです。上々の仕上がりになりました。

 

最後の問題は、3角敷地の五角形デッキに、四角いシェードを掛ける、というのが難問でした。

三角敷地というのは、シェードは四角形で柱が一本隣地まででてしまいますから・・・・・・(^_^;)。

でも何とか納まり・・・・・。

炭ではなくペレットグリルでBBQを提供する、ということで、当社ストーブ部門「HOMRA」扱いの「KIRINSAN」もお買い上げ頂きまして、テスト、レクチャー中です。