築140年以上という古民家の改修工事の際に、薪ストーブを導入。裏山をお持ちで 薪には困らない、という点と古民家ゆえの広さと断熱性を勘案し、加えて即暖性に優れたモキストーブの導入となりました。
しかし実際の工事には問題が・・・・・・。呼ばれた時にはもう改修の設計図ができており、薪ストーブは母屋に建て増しした部分に置くことになっていました。 屋根まで2,5m程しかなくこれでは充分な煙突高が稼げません。
新築でも改築でも薪ストーブ導入お考えの方は、設計段階で必ず薪ストーブ屋さんを入れましょう。
次善の策として、煙突を斜めに持ち出して棟木近くまで伸ばすことを考えました。しかし・・・・・・・立派な造りの建家でして、梁材が大外と内側に二重に回してあり、さらに写真にあるように内側の梁材がダブルで入っており煙突を通す隙間がありません。
薪ストーブはどんなに高価なストーブでも煙突が見合う高さがなければ、本来の能力は発揮出来ません。
それで少しでも長さを稼ぐために、この梁材の近くまで煙突を斜めにとりだして、そこから立ち上げることにしました。
第一段階として、屋根上と天井下部分まで煙突工事を進め、その後内装の工事を待ちます。
煙突は屋根上1,8mと通常より高くなっております。
内装工事完了後、その後の煙突と本体を取り付けに行きます。
天板温度が500度にも達するモキストーブなので、当社オリジナルのR曲面鉄製遮熱板を追加しております。
内装がモダンになりすぎてビックリしましたが。 モキストーブは古民家に似合います。